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2004年1月15日〜2月22日
From Nagoya




1.序章 「遥かなるインド」
2.喧騒の街「ダッカ」と「ロケットスティーマー」
3.世界遺産「シュンドルボン」と「バゲルハット」
4.世界遺産「バハルプール」、そしてインドへ
5.憧れのインドと美しきダージリン
6.インドバスと聖地ブッタガヤ
7.聖地「バラナシ」
8.エロティック遺跡とムガール帝国の遺跡都市オルチャ
9.タージマハルと最後の街「デリー」






2.喧騒の街「ダッカ」と「ロケットスティーマー」

1月中旬の早朝、実家を出発、定刻通り09:50に乗継地であるシンガポールへ向け飛行機は飛び立った。

チケットを買ったのがわずか2日前だったので、かなり慌ただしく久しぶりの実家も十分に楽しめないままの出発である。少々後ろ髪を引かれる思いでシンガポール空港に到着した。
早速ダッカ行きの待合室へ行く。当然なのだが行って驚いた。みんなバングラ人だった。その日の日記には「やばい。日本人なんて1人もいない。座っている人間がみんなフセインに見える。少しだけ恐怖を覚えた」と記載されてる。  




ダッカの喧騒 リキシャ
ダッカの喧騒 リキシャ

そんなたくさんのフセイン達と首都ダッカへ到着したのは20:50。何もない空港である。小さな両替所が2か所あるのみだ。1ドル=57タカ(tk)で50ドルのみ替える。

それにしても外は真っ暗で、ガラス越しにたくさんのフセイン達がへばりついてこちらを見ている。と言ってもこの何もない空港で夜を明かす訳にもいかず、仕方なく流しのタクシーを捕まえた。
結局このタクシードライバーとはこれより2時間近く死闘を演ずるのだが、考えてみればただのコミッションを求めていたドライバーだけであった。まともにやられたこの旅最初で最後の「ぼり」であった。



バングラデシュ。1971年にパキスタンから独立したこの国は、その後も度重なるクーデターや洪水などの自然災害により世界でも最貧国として位置付けられてる。実際、旅行者が少なく、ツーリスト産業もほとんどないのが現状である。そして、ここダッカは首都とは思えないほど寂しく、汚い。街中には多くの人とリキシャとよばれる人力車で所狭しと埋め尽くされ、ベビータクシーの排気ガスそしてリキシャのベルの音で常に喧しい。汚染や渋滞の酷さはバンコク以上、街の汚さはインド並み。この素晴らしき街から今回の旅は始まる。

初日の街探索はダッカという街のパワーに押されて終わった気がする。ダッカという街はイスラムとヒンドゥーの色がはっきりとした街で、細い路地や小さな商店がひしめき合い非常に混沌としている。外国人などまったくおらず、少し立ち止まるだけでたくさんのバングラ人が集まってくる。

それにしても汚い街である。ガイドブックの地図にもゴミと明記されている場所があり、行って見ると山のように積まれたゴミがあった。車のクラクションやゴミから出る悪臭。そして道で用を足すバングラ人。しばらく日本にいた自分にはこれから始まる旅のいい洗礼となった。ただ、夜に食べたバングラカレーは美味かった。


国会議事堂 ロケットスティーマー 大きな外輪
国会議事堂 ロケットスティーマー 大きな外輪


申し訳ないがダッカにあまり観光名所はない。モスクや国会議事堂も回ったが「ふぅーん」ってぐらいだ。
そんなダッカにも興味深いものがある。「ロケットスティーマー」だ。川の国とされるバングラデシュにはその名の通り多くの河川がある。国土の3分の1が川であり、多くの水の恵みをもたらす代わりに、毎年多くの水害にも悩まされている。そんな川の国には当然多くの船があり、その中の1つがこの「ロケットスティーマー」だ。

名前を聞くとすごい船だろうと思うがなんてことはない、ただのディーゼル船である。しかも古くて遅い。だが、ロケットスティーマーがすごいのはそれが外輪船だからである。側面につけた大きな外輪を回しそれを推進力として進む。
こんなオールドスタイルの船に乗ることができるのもバングラの魅力の1つだろう。今回実際乗ったのも「レプサ号」と呼ばれる1936年ロンドン製の船だというから驚きだ。

次の目的地のモングラまでこのロケットスティーマーで1泊2日で530tk(約1,000円強)の旅。古いがとても趣のある良い船だ。




久しぶりにカレー以外のものを食べた。卵チャーハンだ。うまい。やはりいい旅は美味しい食事といい宿できまる。これが大切。ダッカ最終日もそのパワーに引きずり込まれてしまっていた。埃がすごい為か喉が痛い。後に最初のダウンとなる風邪もこの喉の痛みが原因だろう。  


リキシャの中から スター・モスジット 街の様子
リキシャの中から スター・モスジット(モスク) 街の様子


バングラを旅していて1つ困ることがあった。トイレだ。
ほとんどの街で公衆トイレらしきものは見つからなかった。大きなスーパーもないからトイレを探すのはほとんど不可能だ。ではバングラ人はどうしているのだろうか。簡単である。街中でしゃーだ。道や壁に向かってしゃーだ。昼間から堂々としゃーだ。時には3人ぐらい並んでしゃーだ。さすがに女性は見なかったがこれには少し驚いた。これまでいろいろな場所を訪れてきた。虫を勧められれば虫を食べ、トイレで紙がなければ手で拭いたりもした。しかし、これだけは。。抵抗がある。人前でしゃーはまだできない。。


市場 写真好きなバングラ人 船いっぱい


激しかったダッカに別れを告げ、「レプサ号」に乗り込む。灰色の街に疲労していた自分にはこれから始まる船の旅に少しだけ心が弾んだ。そして、バングラで最初で最後の旅人ドイツ人のトビーに会ったのもこの「レプサ号」の中だった。



データ
ロケットスティーマー: 購入場所はダッカ市内のモティジール地区にあるBIWTCオフィス。プルバニホテルの北側の通りを、バングラデシュ銀行に向かって歩き、中心あたり右手にある建物。オフィスは2階。かなり分かり辛いので近くの人に聞こう。月水木土発、1等800タカ、2等530タカ。18時にショドルガットより出航。
ロードパーミット:
バングラデシュからインドなどに陸路で抜ける場合、ロードパーミットと呼ばれる書類が必要になる場合がある。申請はダッカ市内の国会議事堂の北、Agargonとい通り沿いにある白い大きな建物。PassportControlになっているようで、在住だろうか白人や外国人のパスポートを持ったバングラ人で賑わっている。申請は簡単で特定の用紙に必要事項を記入するだけ。申請翌日の午後にはえらくチンケな紙(ロードパーミット)が貰える。しかし、インドとの国境(ブリマリ)では要求されなかった。
⇒取得したロードパーミット
注意: バングラデシュでは金曜日が休日になる為、銀行などは閉まってしまう。気をつけよう。



3.世界遺産「シュンドルボン」と「バゲルハット」へ

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