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1999年11月9日〜19日
From Chaingrai
マレー半島の旅









タイの北部チェンライから、マレーシアのペナン島まで行くことになった。
まず最初に、チェンライからチェンマイまで移動し、そこで先輩のNさんとバンコク、そしてタオ島まで行く。

チェンマイバスターミナル
チェンライからチェンマイまではバスで移動し、Nさんと合流、そして夜行バスでバンコクに向かう。Nさんはタオ島でダイビングをする予定なので、ダイビング機材を持ってきている。おおきなバックが重そうだ。
夜バンコク行きのバスに乗ると、やはりもう寒いくらいにエアコンが効いている。バスはゆっくりと発車し、夜の道を走り始める。



翌朝早朝にバンコクに到着する。今回はバンコクではすることは何もないので、タオ島行きの船が出ているチュンポンまでのバスを探す。バスは南バスターミナルから出ているようで、市バスで移動。まだ朝早かったので、夕方には着くバスを買うことができた。
バンコクからチュンポン行きのバスに乗る。夜行ではないので、景色を見ながら時間を過ごす。

7時間ほどバスに揺られ、夕方にはチュンポンに着く事ができた。タオ島までの足を調べると、ナイトボートで明日の朝一番に到着できる事が分かった。迷わず購入。近くの屋台で食事を済ませ、夜12時過ぎナイトボートに乗り込む。
ちなみにナイトボートと言うのは初めて乗ったのだが、簡単な屋根があるだけの吹きさらしのボートである。ベッドなどももちろんなく、皆ござ寝だ。南国なので防寒具は長袖一枚しか持ってきていなくて、夜は結構寒くて大変だった。驚いたのは白人。大きなバックから「毛布」が出てきたのには驚いた。




朝6時過ぎ、船はタオ島の港に到着した。
タオ島は海の綺麗さでは抜群だが、近くにあるサムイ島ほど開発も進んでおらず、自然が残る島だ。島自体も小さいのでのんびりと過ごせる。ダイバーに人気で外国人旅行者も多い。
到着したのは早朝だったが、やはり海は澄んでいる。とりあえず歩いて今日の宿を探す。ビーチ沿いにビラ式の宿が幾つか並んでいるので、Nさんとシェアして宿泊する事にした。


朝のビーチ 南国のヤシの木 ビラ風の建物が多い



少し休憩してから散歩して見る。ビーチはほとんど人がいない。ヤシの木や綺麗なビーチが美しい。日が登ってくると海の色もより鮮やかになってきた。


タオ島のビーチ
タオ島のビーチ


遠浅の海で、南国なんだろうか海水も生暖かい。日差しが強いのでもちろん日焼けを嫌うタイ人は誰も泳いでいない。少し水で遊んで宿に戻る。
翌日からNさんはダイビングに出かけたので、自分はタオ島の散策に出かけた。と言っても小さな島なのであまり行くところも無いが。島にひかれた小さな道に、同じく小さな雑貨の店などが並ぶ。のどかなな島だ。
時にはNさんのダイビングボートに同行させてもらって海に出てみたが、こちらはシュノーケリングで精一杯。他の乗客からは「何故潜らないのだ?」と聞かれるが、興味が無いから仕方がない。ただタオ島まで来て潜らないのは勿体ないのかな、やっぱり。


島の道は小さい 昼のビーチ ダイビングへ



タオ島には3日ほど滞在して、今度は普通のボートでスラタニーへ向かう。どんどんマレー半島を南下してゆくことになる。ここでNさんとは別れるので、ひとり旅になる。さて、マレーシアに向かうか。
朝の10時タオ島を出発したボートはゆっくりと海を進み、午後3時ごろにスラタニーの港に着く。港に近づくにつれ海の色が綺麗な青から茶色に変わるのですぐに分かる。ちょっと寂しい。


青い海ともお別れ 陸が近づくと茶色に スラタニー


スラタニーからハートヤイまで移動し、マレーシアのペナン島までの行き方を探していると、乗り合いタクシー(350B )でペナン島まで行けることが分かった。便利なのでハートヤイからはこのタクシーで行くことに決定する。乗り合いとあるが、ほとんどの旅行者がペナン島まで行くようだ。
ハートヤイ市外を出ると、すぐに田園風景が広がる。やがてタイの国境があるサダオに到着。一度下車して出入国手続きをし、マレーシアに晴れて入国できる。荷物検査も無事終了し、近くにある両替所でマレーシアリンギットを手に入れる。

国が変わったので新しい車(タイ側よりボロイ気がする・・)に乗り込み、ペナン島への船が出るバタワースへ向かう。バタワースからは船に乗りようやくペナン島に着く。夕方近くになってしまったが、ここまで4時間、順調にやってこられた。
車を降ろされたのはとあるゲストハウス。まだ地理的感覚が掴めていないし、かなりくたくたなので今夜はここに泊まることにした。かなりぼろい。
ペナン島は観光地としても有名だが、歴史もある。イギリスの入植の地でもあるし、貿易が栄えた時代もある。歴史やビーチリゾートなど色々な顔を持つマレーシアでも有名な場所である。


安宿が並ぶ 色んな文化が混ざり合う 中国の影響で漢字も多い


個人的にはここは街歩きが面白い。
イギリスの統治時代の建物が多く残り、他にもヒンドゥー、イスラム、中華などの建物が目まぐるしく立ち並ぶ。極端な言い方をすれば、「10分歩くと街並みが変わる」ほどだ。色んな文化が入り乱れ面白い街並みを作り上げている。ペナンでは特にする事もなくのんびりする予定なので、結構街を歩いたりした。


ペナンは街歩きが楽しい イギリス時代の建物 ヒンドゥー教も


ペナン島ではあまり観光をしなかったが、唯一行ったのがペナンヒルである。ペナン島の中心地であるジョージタウンからバスで行くことができる標高692mの丘(山?)だ。ここではペナン島の景色が眺められるのと、モスク、ヒンドゥー、中国式のお寺などが建て並んでいる。
ケーブルカーを乗り景色が見える場所へ。今日は天気もいいのでペナン島が良く見渡せる。風も吹いて気持ちがいい。しばらくぼおっとする。
ペナン島では他にランドマーク的なコムタ、そしてジョージタウン沿いのビーチが見える遊歩道などを散歩する。やはりここは街歩きが楽しい。


中国式のお寺 ペナンヒルからの景色 コムタ


ペナン島には4日ほど滞在して、タイに戻る事にした。本当になんちゃってマレーの旅である。
ペナン島から船でバタワースに渡り、今回はバタワースから国際列車に乗ってバンコクまで戻ることにした。バタワースから14時にバンコクに向けて列車が出る。ちょっと雨が降ってきたが、とりあえずこれでバンコクまで戻れるので安心だ。

翌朝、10時過ぎにバンコク到着。ファランポーン駅に戻ってくると、ちょっと安心する。
さて、チェンライに戻るにはまだ時間があるので、まだ行った事のないアユタヤーに行く事にした。ここファランポーン駅からは1時間ちょっとでアユタヤー駅に到着できる。アユタヤーはバスで行くのが便利なのだが、列車の旅も悪くない。


ペナン島ともさようなら バタワースからバンコクへ ファランポン駅


アユタヤー駅から近くのゲストハウスまで歩いて向かう。トゥクトゥクの勧誘が煩いが宿屋はそれ程遠くはない。
宿に行くとそこは日本人の経営している所で、偶然にもタイ人の奥さんとの結婚式を挙げているところであった。いやいやまったくの偶然。

さて、しばらく休んだ後、アユタヤーを観光。ワット・プラ・マハタート、ワット・チャイワッタナラーム、ワット・ロカヤスタなど主要な遺跡をレンタル自転車で回る。遺跡は全般的に良いのだが、全ての場所に入るのにそれぞれ入場料を払わなければならないのが煩わしい。遺跡自体は公園のように綺麗に整備されていて観光しやすい。お寺が結構離れている場合もあるので、遠い場所はトゥクトゥクなどを利用するのも良い。


ワット・プラ・マハタート ワット・チャイワッタナラーム ワット・ロカヤスタ


アユタヤー紹介はこちらで⇒旅日記:アユタヤー紹介


アユタヤー観光を終え、夜行バスでチェンライへ戻る。
10日間程度のなんちゃってマレー半島の旅が無事終わった。



データ
ハートヤイ(タイ)→ペナン島(マレーシア)乗り合いタクシー 350B(所要約4時間)
アユタヤー→チェンライのバス 311バーツ(所要約12時間)


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