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2014年10月2日〜5日
From Nagoya
宮古島子連れ旅行記

1.ゴーヤーちゃんぷるー
2.宮古ブルー
3.宮古島と那覇



1.ゴーヤーちゃんぷるー

バックパッカー時代を考えると、家族で、子連れで、ツアーでビーチリゾートに来るなんて夢にも思わなかった。
でも、ひとりではなく、家族のことも考え、そして安心と便利さを考えれば、ツアーも選択肢になると思うようになった。子供が小さいのであちこち動き回ることもできず、どうしても滞在型の旅となる。
そうなるとビーチ。ビーチリゾートの素晴らしさは先のモルディブで十分理解できた。
今回は機構距離も短く、安心な国内、そして海の美しさには定評のある宮古島を行く先に決めた。

時期については悩んだが、やはり泳げるシーズン。せっかくの宮古島で泳げないのは寂しい。宮古島では梅雨明けのぐらいから、10月ぐらいまでなんとか泳げるらしい。さすが南国だ。
そしてそこに料金を考慮すると7月、8月は鬼のように高騰するので却下。オフシーズンに入るがまだ十分泳げる10月初めを出発と決めた。かなり価格も下がる。台風シーズンにかかるが、泳げる時期はイコール台風の時期なのでこればかりは仕方がない。

宮古島東急リゾート
宮古島東急リゾート

ホテルは宮古島東急リゾートに即決。
リゾートではホテルはケチらない。これが信念。移動が多い都市の観光なら寝るだけの宿は何でもよいが、ホテルの居心地さも含めて旅の思い出を左右するリゾートは、やはりこれも重要な「観光の一部」と考えてワンランク上のものを選ぶ。

目の前に与那覇前浜ビーチというレベルの高いビーチを有し、宮古島の中でもホスピタリティが高いホテルとして定評のある東急には今回是非宿泊して見たかった。結果としてこれは良い選択であったと思う。



さて、そんなこんなで仕事の合間に色々と準備をしていると、あっという間に宮古島旅行の出発の時が来てしまった。
準備は一応終わっているのだが、心配していた台風が来ているらしい。先週発生した台風17号はとっくに過ぎ去って行ったのだが、すぐに台風18号が発生して旅行の後半あたりで影響を受けるかも知れない。まあこれは行って見ないとわからないので、とにかく出発することにした。天気予報では晴れマークも出ているのでこれを信じたい。

愚息も1歳を過ぎてだいぶ手がかからなくなってきているので今回の飛行機を使った旅を決行したが、やはりそれでもまだまだ慎重に行動しなければならない。中部国際空港まではいつものバスではなく、車で向かった。家族の分の往復バス代、息子とその荷物を考えると当然の選択だ。





10時25分発の飛行機だが、9時過ぎには空港についてしまった。早目の行動は何より。
ちなみにこの空港には何度も来ているが、実は国内線は初めて。搭乗手続きは国際線より幾分と簡単だが、飲料水を持ち込めるのには驚いた。いつもの癖で事前に飲み干すところだった。
2歳以下の子供連れが利用できる「事前改札サービス」というのがあるのだが、もちろんこれは利用。先に機内に入れるのでの荷物の多い赤ちゃん連れの家族には便利である。チェックインの際に事前通知を行えとのことだったが、しなくても小さい赤ちゃんがいれば問題なく通過できるようだ(自己責任でね)。


離陸の際は嫁が授乳をさせていたのですんなりと飛び立てた。飛行機が安定すると、これも事前予約が必要なのだが「ベビーベッド」を付けて貰った。今回はANAを利用したのだが、体重制限は10kgまで、そして取り付ける席に限りがあるので座席に空きがある場合のみだ。乗務員のお姉さんが丁寧に取り付けてくれて、結局息子は那覇までそこで寝ていた。
距離が短い為か機内食はなく、飲み物だけ。代わりに機内で小さなおもちゃを息子にくれた。


那覇行きANA303便 ベビーベッド 暑い那覇空港
那覇行きANA303便 ベビーベッド 暑い那覇空港


12:30に那覇空港に到着。乗り継ぎの場所は何だか多くの人で混み合っている。予定では那覇は曇りとあったが、意外と晴れていた。
ここでバックパッカーの血が騒ぐ。

「3時間も乗り継ぎ時間があるので、ちょっと外に出てみるか」

悪い癖である。そう思った時にはすぐに空港外への道を探していた。3時間も見知らぬ地でじっとしていたくない。
ちょうど昼時であったので、ゆいレール(モノレール)で10分ちょっとで行ける国際通りに向かうことにした。
空港1階のバリアフリーツアーセンターでベビーカーをレンタル(500円)。この辺りは事前にチェック済み。


ゆいレールに乗るために外へ。
むわっとした空気が体を包む。これはまさにタイの空気。飛行機から空港に降り立つとまれにメガネが曇ることがあるが、それに近いような感じだ。名古屋ではもう秋の空気が流れているが、なんだかまた夏に戻ったみたいだ。

那覇空港駅から旭橋駅まで約10分強。那覇の空は晴れたり曇ったりを繰り返している。外は暑いが車内はクーラーが利いていて快適だ。
後で分かるのだが、メインとなる国際通りへは県庁前駅から降りた方が良かったようだ。


めんそーれおきなわ ゆいレール 県庁前駅から
めんそーれおきなわ ゆいレール 県庁前駅から


ところで那覇というのはまるでバンコクのようだ。
ゆいレールもBTS。モノレールから見える景色もタイの街並みに見えてくる。四角いコンクリートの建物。家々に見られる熱帯植物の木々。路地の界隈さ。裏通りでは上半身裸のおっさんが座っていそうな風景だ。駅を降りてバスターミナルがあったが、これなんかタイのチェンマイやチェンライのそれそのものだ。

国際通りに入る。ご丁寧に国際通りと書いてあるのでよく分かる。天候が少し曇ってきている。


ゆいレールから外を眺める バスターミナル 国際通り入口
ゆいレールから外を眺める バスターミナル 国際通り入口


さすがにここは沖縄を代表する観光地だ。多くの人で賑わっている。沖縄の土産物を売る店が軒を連ねている。歩いているのはほとんど観光客だと思うが、意外と若い人が多い。台湾かな、中国語も多く聞かれる。
国際通りは色々あって歩いていても楽しいが、意外と食べるところは少ないような気がする。一本メイン通りから外れた路地に多いのかも知れないが、ちょっと探している暇はない。

すると一人の呼び込みに引っかかった。時間は13時半近くだが、まだランチの呼び込みをしているようだ。
付いて行って見る。普段ならあり得ない行動だが、ここは日本だし話だけでも聞いてみようと思った。何せ時間もない。

連れて行かれたのは風彈(ふーたん)という店。夜は飲み屋で昼はランチをやっているような感じだ。
注文したのはゴーヤーチャンプルー(770円)と沖縄そば(620円)。ゴーヤーチャンプルーはご飯と吸い物が付いてくる。
正直、ゴーヤーは好きか嫌いかと言われれば間違いなく「嫌い」である。食えないことはないが、わざわざ注文してまで食べたいとは思わない。でも沖縄まで来たのだから、食べてみたいと思い注文。しかし食べてたまげた。

めちゃくちゃ美味い。

ゴーヤーも苦いのだが、その苦さが気にならない。いや逆に苦さがないと美味くないのじゃないかと思えるほどだ。いや、もしかしたらここはゴーヤーの美味い超有名店なのでは?と思ったが、呼び込みの兄ちゃんは沖縄そばを勧めていたので違うだろう。勧められた沖縄そばは普通であった。


国際通りの風彈(ふーたん) ゴーヤーちゃんぷるー(770円) 沖縄そば(620円)
国際通りの風彈(ふーたん) ゴーヤーチャンプルー(770円) 沖縄そば(620円)


沖縄の人はこんなにうまいゴーヤーを食べているのだろうか。なにより人生初の「ゴーヤーに金を払った」のだが、満足である。ゴーヤーに感動した。ゴーヤーちゃんぷるーに敬意をこめて、初日のこのサイトの題名も「ゴーヤーちゃんぷるー」にした。

ネットで購入ゴーヤーの素

ちなみに後日だが、家でも簡単にゴーヤーができる素を発見し購入。帰宅後に試しに作ってみたが美味い美味い。以来、ネットで注文してゴーヤーとか炒め物を楽しんでいます。 ⇒らくちんちゃんぷるーゴーヤーの素


帰りがけにマンゴーソフト(390円)を食べる。これもまずまず。国際通りは人が多くて大変だが、美味い地元の飯が食べられて満足である。やはり旅はいいなあ。空港へ戻る。


マンゴー屋さん マンゴーソフト(390円) 国際通りは人が多い
マンゴー屋さん マンゴーソフト(390円) 国際通りは人が多い



宮古島へのフライトは16時半だが、15時前には空港に着いた。何事も早目がいい。
嫁が授乳をさせに行って近くの椅子でゆっくりしていると、宮古島フライトへの最終案内をしていた。
この次の便かなあっと思い、何気にチケットを見て唖然とした。16時半とは、宮古島到着時刻であった。
時計を見る現在15時半、フライトは15時45分。あと15分!
まずい!いや、ゴーヤーは美味かったが。授乳をしている嫁を呼びに走り、そのままチェックインカウンターへなだれ込む。事前チェックインサービスもクソもない。

何とか何とか、無事に乗り込むことができた。良かった、冷や汗ものである。機内放送で皆さんがちゃんと時間通りに搭乗してくれたので定刻通りに出発できてありがとう、みたいな放送が流れていたが、やや定刻通りじゃないのも3名ほどいたのである。反省。





定刻通り出発、定刻通り宮古島に到着した。
ちなみにこの旅で愚息はいろんな人から大人気であった。ここでも客室乗務員のおねーさんにかまってもらっている。笑顔を投げかけて、100%返してもらえるのは赤ちゃんの特権だろう。

宮古空港に到着すると、予約しておいたレンタカー屋さんが待っていた。名前だけ確認すると、さっさと先に歩いて行ってしまった。こんなもんか。
宮古島は予想以上に田舎であった。飛行機からも美しい宮古ブルーは見られたが、大半は畑であった。田んぼだろうかと思っていたが、車から見てそれがサトウキビだということに気付いた。なるほど。
空港もタイのチェンライのような感じがして、新鮮さよりは懐かしさを先に感じた。

レンタカー屋は空港から5分のところにあった。与えられたのは日産のマーチ。まあよい。それよりここの事務所の人も、非常にゆっくりと何だかやる気のなさそうな仕事の対応である。島時間か。


レンタカーに乗って宿泊先である東急宮古島リゾートへ向かう。少し薄暗くなりつつあるがナビで20分、楽々の運転である。
チェックインして案内されたのは3階の部屋。窓からはもちろん海が見える。まずまずかな。やっぱりモルディブには敵わないが。


宮古島が見えてきた 宮古空港 オーシャンウィング
宮古島が見えてきた 宮古空港 オーシャンウィング


ちなみにこの宮古島東急リゾートでは、赤ちゃん用品のリクエストができる。
事前にお願いしておいたベビーガード、おむつ入れ、洗濯干し、ベビーカーはちゃんと利用できた。ホテル自体はちょっと古めの感はあるが、しっかり清掃もされており、蒸し暑さも相まって南国の雰囲気もよく出ている。スタッフのホスピタリティも良い。そしてなにより目の前に広がる与那覇前浜ビーチ。宮古島でも一番と言っていいほどのビーチが目前にあるのは贅沢この上ない。

部屋の片付けを少しして、風は強かったがその与那覇前浜ビーチへ出てみた。
風も強く、夕方で宮古ブルーは見えないが、海の色が違うことには十分感じた。南の島の海の色だ。晴れて日光が差せば、素晴らしいブルーに輝くと思う。明日からが楽しみだ。





夕食はホテル近くの居酒屋っぽい場所で済ませた。
何せ宮古島というのは、暗くなると街灯などが少なく真っ暗になってしまう。とても歩ける雰囲気ではない。レンタカーが正解だ。あいにくホテルの近場にまともな食事場所がなかったのだが、居酒屋で食事ってのはあまりよくない。

頼んだのはソーメンチャンプルーとタコライス、それにマンゴージュース。量は多くないが味はまずまず。合計1700円ほどで会計したのだが、2100円取られた。おかしいと思って確認すると、最初に出された「おとうし」がそれぞれ200円ずつかかっているそうだ。
頼んでもいないものにお金を取られるとは。。。普段あまり飲み屋って行かないのだが、、これが常識なのか。いまいち納得がいかなかった。
ちなみにタコライスというのにはタコが入っていない。ご存知の方には当然かもしれないが、初めて食べる時にはちょっと驚いた。
なおこの料理、形容すると「ハンバーガーのパンをご飯に変えたもの」と言う感じである。
ご飯の上にハンバーガーの具材などをちりばめてゆく。ハンバーグはミンチで。食べているとまさしくハンバーガー。でもご飯。不思議な食べ物だ。まずくはない。


与那覇前浜ビーチ そーめんちゃんぷるー(左)とタコライス(右) 直撃?
与那覇前浜ビーチ そうめんちゃんぷるー(左)とタコライス(右) 直撃?


部屋に戻って、風呂に入り愚息を寝かしつける。
ちなみのここの水は少しぬるぬるしている。なんでもホテルの水は硬質で、それを軟質に変えているとのこと。肌や髪によく、もちろん飲料も可能だそうだ。ちょっと温泉の水みたいだ。

夜ネットをする。ホテルにはwifiもあり、フロントでパスワードを教えて貰えるのだが、これは全くダメ。恐らく多くの人が利用するので、全くつながらないし、つながってもすぐに切れる。遅い。結局iphoneのデザリングで対応した。残念。
台風18号は直撃は何とか避けられそうだが、それにしても台風図が怖い。明日は晴れるといいが。。

忙しい初日が過ぎてゆく。。



データ:
那覇空港のベビーカーレンタル ・・・ 500円/日。那覇空港の1階バリアフリーセンターで借りられる。
スカイレンタカー ・・・ 日産マーチ。3泊4日で17,669円。


2.宮古ブルー

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