1.沖縄再び。 昨年の宮古島旅行から1年も経たない内に、再び沖縄にやってきた。子連れで訪れやすいという理由も大きいが、それ以上に沖縄って何か人を引き付ける魅力があるように思える。ネットで他の方の旅行記を読んでいても、毎年訪れているリピーターが結構多い。沖縄の時間、南国独特の時間の流れが人には心地良いのかもしれない。
沖縄はやはり夏がいい。美しい海は見るだけでなく、やはり泳ぎたい。 しかし夏の沖縄のもはや天敵とも呼べるのが、台風だ。夏の行楽シーズンとまともに合致する。この台風に上手く遭わずに沖縄に行けるかが、非常に大きなポイントと言える。 残念ながらうちには台風を呼び寄せる能力者がいるらしい。昨年の宮古島も台風との戦いだったが、今回は旅行の7月に入ってなんと三つも同時に台風が発生した(泣)。しかも嫌がらせかのように全部が沖縄に向かっているように思える。天気だけはどうしようもないが、これはひどい。。 結局、自分と嫁が晴れ男・女なのでひとつは中国方面へ、ひとつは訪れる前に沖縄通過、最後のひとつは沖縄の遥か東を進んで行った(反時計回りの台風は、日本付近では偏西風によって台風の左側は風力が相殺されて弱まるとのこと)。 つまり旅行には台風は全く影響はなかった。本当に冷や冷やだ。 また今回は初めて日本国内でLCC(格安航空会社)を利用する。 タイにいた時はエアアジアやノックエアーなどよく使っていたのだが、日本では初めてなので楽しみだ。航空会社はLCCで名古屋−沖縄を唯一就航しているジェットスター航空。オーストラリアのメルボルンに拠点を置くLCCだ。 しかし今のLCCってお金の取り方がえぐいなあと思う。シートの指定料(460円/人)に受託手荷物(1,540円/1個・20kg)、そしてクレジットカード決済手数料として860円(/人)まで取られる。まあ仕方ないんだがねえ。。 11時55分名古屋発だが、早目に到着しておいた。 意外というか当然というか、ジェットスターのカウンターには多くの列ができていた。午前中は便が多いので混むのは当然だが、ちょっと吃驚した。 スーツケースなどの受託手荷物がなければ、事前ウェブチェックインを行い、空港では機械で発券すれば非常に速く手続きは終わる。が、まあ大概の人はスーツケースは持っているし、自分のように2歳以下の子連れは事前ウェブチェックインすらできないのでどちらにしろ並ばなければならない。 カウンターで愚息の年齢チェックが入ったので、唯一の身分証明書となる健康保険証を提示。まあそれでなくても、2歳以下には見えないかもしれない。 搭乗まで時間があったので、最近乗り物に興味を持ち始めた愚息の為に飛行機が見える展望フロアへ向かった。 天気も良くたくさんの飛行機が見えてよかったのだが、なにしろ暑い。台風11号が近づいている為南からの暖かい空気が押し上げられているそうだ。暑い。。 しかも愚息は全くと言っていいほど飛行機に興味を示さない。こちらの方が汗だくになってしまった。。
国内線のチェックインを行い、搭乗口で飛行機を待つ。搭乗に関しては赤ちゃんの優先搭乗などはなかったがそれほど他の航空会社と違いはなかった。機材が10分ほど遅れて来たせいもあり出発が少し遅れた。 飛行機は意外と新しい。昔タイで乗ったどこかの国のお古って訳ではないようだ。愚息は離陸と共に眠ってしまい、沖縄到着まで起きなかった。
機内アナウンスで「向かい風が弱いので出発は遅れたが定刻通り到着します」との放送が流れた。 有難い。LCCはディレイが日常茶飯事だし、沖縄の滞在時間が少しでも長くなる。 1年ぶりに沖縄へ戻ってきた。 空港のランの花、ブルーシールのアイスクリーム、そして「めんそ〜れ おきなわ」の看板。すべてが懐かしい。外に出るとむあっとした暑い空気と強い日差し。これもまた沖縄だ。 出口から横断歩道を渡ってすぐのところにあるレンタカー会社へ向かうバス乗り場へ移動。ここから各社のバスが空港外にあるレンタカー事務所にお客を乗せて行く。今回はオリックスレンタカーを利用。並ぶ際にナンバーを書いた紙をくれるので、会社に到着後も順番に対応してくれる。 15分ほどで到着。事務手続きはスムーズ。ほとんど待つ事もなく車を借りる事が出来た。さて、ナビを設定していざ出発ー!
慣れない道でもナビがしっかり働いてくるので安心して運転できる。快晴の下、高速道路に入り車を走らす。旅行に来たんだなあと実感する。今回借りたのは日産のノート。一度運転して見たいと思っていた車だ。まずまずの車かな。MT設定がないので買うことはないが。 途中、中城(なかぐすく)SAで休憩。今回初のブルーシールのアイスクリーム(140円)を買う。味は紅いも。愚息がほとんど食べてしまったが、それでもやっぱり美味しい。 1時間近く走ってようやく許田ICへ。結構沖縄にも山があるんだと驚いた。そうそう途中、Yナンバーの車を見つけてこれまた驚いたのだが、後で調べてみるとこれは米軍関係の人が乗る車で、ほかにもEとAナンバーがあるそうだ。事故ると米軍の警察が出てくるそうで、気をつけろとネットには出ていた。沖縄ならではだ。 許田ICを降りると、国道58号線を走って名護方面へ向かう。 この国道58号線だが、噂通り気持ちのいい道路である。沖縄のエメラルドグリーンの海と一緒にドライブができる。生憎夕方になっていたので海の色はそれほどでもなかったが、天気のいい昼間だったら相当なものに違いない。
この辺りで一番発展してると思われる名護市を抜け、再び海沿いを走る。間もなく17時なので夕陽に近い日差しとなっているが、それでも沖縄の海の美しさは分かる。美しい海を見ると嬉しくなってくる。 17時きっかりに宿に到着。 今回泊るのは「美(ちゅ)ら海オンザビーチMOTOBU」というコンドミニアムタイプの宿。7月に入った沖縄でどこも満室や値段の高騰の中厳選した宿だ。いつも通り楽天トラベルで予約。 コンドミニアムと言うことで朝食などはない。外観もコンドミニアムと言うより、ほぼ普通のアパートだ。雰囲気を盛り上げる豪華なエントランスもなければ、リゾート地なのにプールすらない。 では何故この宿を選んだか。 まだネット上にこの美ら海オンザビーチMOTOBUについて情報があまりなかったので少々詳しく書くが、一番の魅力はその名の通り、「オンザビーチ」であること。本当に目の前に美しい沖縄の海が広がっている。これほどのオーシャンビューはそうそうない。何せ海との距離が近いのだ。窓を閉めていても夜などは波の音が聞こえてくるほど近い。 そして室内の設備。冷蔵庫にエアコン、TVは当たり前として、電子レンジにガスコンロ、洗濯機に衣類乾燥機まで備わっている。もちろん部屋ごとにwifiも飛んでいる。特に衣類乾燥機は有難い。持参する服が一気に減らせるし、その日来た服がその日に洗濯でき乾かせる。細かなところで気になる事はあるが、それでも中級リゾートホテルとは比べ物にならないほどの設備。 また寝室などが分かれているので、大勢での宿泊や子供を先に寝かしつける事も可能だ。 口コミの評価も良く、リゾートで一度このようなタイプの宿に泊まってみたかった。これからも十分選択肢に入ると思えるものだった。
とにかく嫁が気に入ってくれた。愚息はおもちゃがないので、とにかく最近覚えたドアの開け閉めをずっとやっていた。 なお、ビーチには宿泊者と許可を得た者しか入れないので、ほぼプライベートビーチとして過ごすことができる。 部屋の片づけを終え、食事へ。 向かったのは沖縄そばを食べに本部町にある「きしもと食堂」へ。本当は沖縄そばの「つる屋」に行きたかったが見つけられなかった。。 平日の夕方のせいか、それほど混雑はしていない。きしもとそば(650円)を注文し食べる。味ままずまず。肉はおいしかったが、個人的には並んでまでも食べるレベルじゃないかな。 帰りは本部町にあるザビックエクスプレス本部店(イオン)へで食材を購入。マンゴーがむちゃくちゃ高い物だとこの時初めて知るが、特価の400円/個を購入して19時過ぎに帰宅。ぎりぎり夕陽にも間に合った。 明日からも沖縄を楽しみたい。
データ:
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