![]() 1.京都と奈良公園 2.談山神社
1.京都と奈良公園 相変わらず新型コロナウィルスが続いている。本当にいつまで続くのか。 政府からGOTOトラベルという観光支援のプロモーションが始まった。幾分安く宿泊できたりクーポンが貰えたりするので、コロナ対策をしっかりして出掛けることにした。まあ、愚息の「どこか行きたい」と言う押しに根負けした感もあるが。 行き先は迷ったのだが、GOTOの利用ができてホテルの選択肢が多く、そして観光名所満載の京都・奈良にした。驚くべきことに9月下旬に予約しても、まだ11月下旬の紅葉シーズンの予約が取れた。外国人観光客が激減とは言え、これは驚くべきことだ。 気分転換が目的なのでGOTO対象の安いビジネスホテルを予約し、移動は全て車。公共交通機関はコロナ対策の為使わない。 ともあれ久し振りにのんびり旅をしようと思う。 朝7時出発。 名二環から東名阪に入り、四日市JCで新名神高速へ。四日市JCからの新規開通区間は古い自分のナビには載っておらず、ナビの画面では田んぼや山を駆け巡り始め、息子大興奮。初めて利用する鈴鹿PA等で休憩。F1などが置いてあるとても綺麗なPAであった。
天気は快晴。やはりおっさん晴れ男だな。 京都東ICを降りると結構渋滞。まあ京都は昔から渋滞のイメージがあるから仕方ないかな。 最初に向かったのは南禅寺。岡崎エリアにある人気のお寺だ。 南禅寺に到着すると9時半過ぎ。まずまずの人出である。運良くお寺の目の前にあるコインパーキングが開いていたので駐車。車を降りると少しひんやりした空気、気持ちいい。 皆が歩く方へ一緒に移動。 途中の木々もすっかり紅葉しておりもうここで美しい。南禅寺入り口辺りに来ると更に多くの木々が紅葉しており見事なほどだ。
入り口付近のトイレに南禅寺の地図が描かれていたのだが、現在地が分からず全体が掴めない。 まあとりあえずそのまま進むことにした。 するとすぐに目的であった南禅寺三門が現れる。 大きな門で、石川五右衛門が歌舞伎でここからの景色「絶景かな、絶景かな」と歌う場所。周りの木々が紅葉しており、とても綺麗だ。
少し紅葉に早い訪問かなと思っていたが、実際には紅葉のピークであった。まだそれほど落葉していないし、葉も枝にしっかりと付いている。それほど寒くもないし良い時期に来たもんだ。 山門をくぐりさらに進む。先には法堂があるのだが、そこに続く道も色鮮やかな紅葉道となっており美しい。何度も書くが、本当にいい季節だ。
紅葉道を抜けた先にある法堂もなかなか立派な建物であった。
法堂の中をちょっと覗くと天井には龍の見事な絵が描かれている。網があってあまりよく見えないが立派な天井画だ。 法堂を過ぎ人の流れに沿って歩くと、すぐにもう一つの目的である琵琶湖疏水「水路閣」が見えてきた。 「琵琶湖疏水事業」とは明治時代に行った水利事業で、琵琶湖から京都までの約20Km間の水路を構築した一大事業である。その一部がこの南禅寺にも通っており、「水路閣」はまさにその時の遺産。遺産と言っても現代でも現役、技術はヨーロッパからと説明にあったが素晴らしいの一言だ。
しかし愚息はもう飽き飽き。。まあ確かにまだ紅葉を愛でる年齢ではないし、寺の門やら訳が分からん水路見せられても楽しくはないだろう。南禅寺にはこの他にも有料で庭園などを見学できるが、この辺で切り上げることにした。 帰りもしっかりと紅葉を楽しみ駐車場へ戻る。 ちなみに駐車料金だが、第一等地なんだろう1時間も経たなくても900円も掛かった。驚き。
南禅寺の後に向かったのは同じく京都にある隋心院。 絶世の美女であり平安時代の歌人である小野小町の居住跡ではないかとされる場所。 車で30分ほど走り、今回は駐車場に車を止める。 駐車場には大きなイチョウの木があり鮮やかに黄色に色付いてとても綺麗。空気も澄んでおり気持ちが良い。 院までは武家屋敷の様な通路を通り向かう。ちょっとした迷路みたいで面白い。すぐに入り口に到着。
建物入り口付近には小野小町の石碑がある。周りの木々も色付いておりここも美しい。 書いてある歌の内容は、、、まあ良く分からんな。
拝観料は500円。とても古い造りで趣がある。渡り廊下や縁側などはとても味わい深い。このような家に少しの間だけでいいので暮らしてみたいと思う。
ここには趣のある建物のほかに絢爛豪華な襖絵がある。金色の歴史を感じるもの、畳部屋にとてもよく合う。 そしてこの隋心院にやって来た目的の襖絵もそこにあった。
京都を拠点に活動する「だるま商店」によるアート作品。襖に描かれた色鮮やかな色彩で小野小町の一生を描いている。とにかく繊細で美しく、見惚れてしまう作品。古き古典芸術も古寺には合うが、こういった現代アートとの共演も悪くない。と言うよりある程度なら貰いたい。やり過ぎは困るが。 以前はこれも写真撮影禁止との事であったが、今は写真撮影を希望する声が増え今は撮影可。有り難い。 ちなみにこの日は和装した若い男女がこの襖絵の前で撮影をしていた。結婚写真なのかな。とてもいい思い出になると思う。 院内はこの他にも庭園などが整備されており、木の廊下をギシギシいいながら歩いて眺める景色はとても趣深い。
のんびりと歩きたい院内だが、愚息は走りまくり。木の板なので音も結構響く。注意をするがこの年齢の子には中々難しいかな。。 隋心院の見学を終え、軽く食事をしてから奈良に向かう。 今日の宿泊は奈良。下道で行ったのだが、意外と距離があって運転が地味に疲れた。ホテル到着は午後2時過ぎ。提携の駐車場に止め、さすがにまだチェックインできないので荷物を預けて散策に。 なおホテルはコンフォートホテル奈良。駅前の立地の良さに加え、低価格で泊まれる嬉しい宿。この手のビジネスホテルは本当によく利用させて貰っている。 身軽になって向かったのは奈良公園。鹿と遊ぶのが目的。 ホテルから三条通りに出る。飲食店やお土産屋、コンビニなど色々なお店が立ち並ぶ面白い通りだ。ちなみに奈良と言えば「せんとくん」のイメージであったが、今は「しかまろくん」と言う鹿をイメージした可愛いキャラが幅を利かせている。まあこちらの方が圧倒的に可愛い。せんとくんも辛うじて見かけた。
ホテルから奈良公園一番手前の興福寺までは徒歩約10分ほど。11月なのに晴天で気温高めなので歩いていると汗ばむぐらい。 奈良公園の木々もすっかり色付いており、見事に公園を彩っている。 興福寺エリアに入るとまずは立派な五重塔が目に入る。そして以前訪れた際にはなかった「中金堂」も再建されていた。このような見事な寺院が一応無料で見られるのは有難いことだ。
そしてその興福寺エリアにいるいる、鹿の群れ。 普通に歩いて観光客から鹿せんべいをねだっている。普通に寄ってくる。何度か訪れているはずなんだけど、全然記憶がない。鹿せんべいはどこで売ってるのかな、もしかしたらコロナの影響で売ってないとか、、、心配したけど公園に沿って歩いていくと販売所発見。 一束200円、10枚ぐらい入っているかな。早速愚息はせんべいを持って鹿に突進。と思いきや意外にも怖がってあまりあげられていない。最終的にはだいぶ慣れてきたのだが、まあ確かにオスの鹿などは愚息よりも大きいので多少怖いかな。突進されたら大人でも怖い。幸い大人しくて噛んだりすることは一切ないので安心だが。 しかしこうやって野生の鹿にエサを上げて触れ合う事ができるのは、今さ奈良ながら貴重な体験だ。特に子供にはこういった場所は少ないので機会があったら是非子供に体験させてあげて欲しいと思う。
十分鹿と遊んだのでホテルに戻ることにする。 帰りは興福寺横にある猿渡池をぐるっと一周散歩しながら戻る。水面に映る五重塔もなかなか素敵だ。冬至が近いので日が暮れるのが早い。日が傾くと少しずつ気温も下がってくる。すっかり秋だ。 帰り三条通りで少し買い物。いちご大福等を食べる。知らなかったが奈良は柿が有名なんだ。
ホテルに戻るとチェックインできた。たくさん歩いたので疲れてはいるが、少し休憩してお土産を買う為に外へ。奈良駅が近いので入って見るとスーパーの二階がお土産売り場になっていてここで買うことにした。そして今回のGOTOトラベルのもう一つの特典「地域クーポン」を使う。GOTOで宿泊するとチェックイン時などに宿泊金額に応じてその地元で使えるクーポンが貰える。今回は奈良限定の1000円分。どのみちお土産を買うことを考えれば宿泊費はかなりお得になる。 ほんと、コロナさえなければ素晴らしいプロモなのになあ。。
朝も早くたくさん歩いて疲れたので、風呂に入って午後9時過ぎには眠くなって就寝。。 データ:
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