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2013年3月15日〜16日
From Nagoya
東京観光

Day 1

今更ながらなのだが、、東京に所要が出来たので、新しくできた名所などを廻って見ようと思い、1泊2日のプチ旅行の計画を立てた。
とりあえず行きたかったのはリニューアルされた東京駅、そしてスカイツリー。短期滞在だが時間が取れるだけ楽しんで来ようと思う。


14日夜。移動は夜行バス。新幹線なんてとても余裕がないので、一番安い方法を取った。帰りもバスだが大体3,000〜4,000円。ネットで事前予約。楽ではないが体力がまだあるうちはこれが一番だ。
名古屋発は23時40分。出発場所は名古屋駅にある「名古屋VIPラウンジ」なる場所。多少狭いがトイレはもちろん、シャワーやWifiなど設備は整っており、出発を待つお客で賑わっている。

23時半、係員に誘導されてバスに乗り込む。夜行バスなんて随分久しぶりだ。安いバスなので乗り心地は悪い。窓も遮光カーテンでしっかりと閉められており、景色は見えない。電気を消した瞬間、真っ暗闇だ。定刻通りにバスが出る。





途中2回のトイレ休憩を経て、早朝5時半過ぎに東京に到着する。東京駅のすぐ近くらしく、歩いてすぐの所に「東京VIPラウンジ」と言う休憩する場所がある。バス利用者なら無料で使用できる場所だ。
コンビニの2階にあるのだが、名古屋のものより広くて開放的だ。それにしても久し振りの夜行バスで体が痛い。たかだか6〜7時間。ちなみに昔、中国にいた時の基準では、
短距離・・・〜12時間
中距離・・・12〜24時間
長距離・・・24時間〜
と、自分なりの基準を作っており、7時間程度の移動なら大した距離ではないはずなのだが、やっぱり年には勝てんかな。。


少し休憩をして午前7時半に行動開始。
まずは歩いて東京駅へ。目と鼻の先にあるので楽だが、東京駅って広いねえ。駅構内を突っ切るだけで結構時間が掛かる。
外から眺める。おお、なかなかだな。新しいのは分かっていたが、本当に新しい。これで時間が経ってくると味わいも出てくるんだろうと思う。ただ、朝は逆光になるので、写真撮影は午後からの方が良いようだ。


名古屋VIPラウンジ 名古屋〜東京の夜行バス 朝の東京駅



東京駅の次はその正面にある皇居。むか〜し、東京で仕事していた事もあるんだけど、皇居とか全く来た事なかったなあ、って改めて思う。幾つかの堀を渡り、皇居に近付く。
広い。東京のど真ん中にあってこの広さ。ごみ一つ落ちていない風景。平日の東京の朝。すぐ近くを車がたくさん走っているのに、皇居に近付くにつれもの凄く静かになる。砂利を踏む足音と、鳥の鳴き声しかしない。不思議な感覚だ。
いきなり行って皇居の中には入る事は出来ないが、外からでもニ重橋や桜田門ぐらいは見学できるので歩いてみた。

静かな皇居前に守衛(警察官?)らしき人もいる。こちらの動きをしっかりと監視している。ニ重橋と桜田門の場所を尋ねると、丁寧に教えてくれたが、桜田門は現在改装工事中のようで見る事は出来ないようだ。残念。
それぞれの写真を撮り、8時過ぎになったので東京訪問の目的である用事を片づける為に地下鉄に乗る。


ひろーい皇居 ニ重橋 改修中の桜田門


今回は東京メトロの一日乗車券を購入した。710円で一日東京メトロが乗り放題になる。ほとんどの場所を網羅しているので、これで気兼ねなく電車に乗れる。しかし東京の電車網って、複雑すぎる。。


無事用事を終え、一安心。近くにあった靖国神社にお参りする。
日本の外交でも度々話題となる神社だ。第二次世界大戦の事ばかりが話題になるが、よくよく調べてみると幕末からの戦争(国内を含む)でなくなった人々をも祀られているようだ。もちろん平和祈願の意味もある。

境内を歩く。3月のまだ少し冷たい空気がひんやりとして気持ちがいい。平日の朝でも結構多くの人が参拝に訪れている。それにしてもこれだけの神社となると、雰囲気だけでもとても厳かである。社の前には警備員(これも警察?)が立って参拝客に注意を払っている。二礼二拍手一拝、国の為に散った英霊と、そしてもう二度と戦争などしないという思いを込めて参拝する。
どんな神社にしろ、お参りの後は何とも気持ちがいいもんだ。


大きな鳥居 立派な門 靖国神社


靖国神社の後は、上野に向かう。パンダで有名な場所だが目的は動物園ではない。国立西洋美術館だ。何故美術館かと言うと、世界遺産。そう、この美術館の建物は世界遺産に登録される可能性があるものなのだ。フランス政府などが中心となり建築家ル・コルビュジエなる人物が設計した代表的な建物を、一括して世界遺産に登録しようとしているものだ。世界6カ国に点在しているそうだが、そのひとつが東京にあり、今は日本の暫定リストに載っている。

建物は動物園の入り口方向に歩いて行くとすぐに右手に現れる。入場券を買わずとも建物だけなら見学が可能だ。本当はしっかりと展示物も観賞したかったのだが、入口には長蛇の列。。中高生の遠足か何かですごい人だかりになっている。お昼も近いし、あれを並んでまで見ようとは思わなかったので次の目的地である浅草へ向かった。


国立西洋美術館 モニュメントもある すごい人・・・



浅草駅では結構たくさんの外国人観光客を目にした。さすがに東京の観光では必ずと言っていいほど訪れる浅草。雷門の写真は東京観光の写真としても有名だ。
とは言えまずは腹ごしらえ。東京と言えばもんじゃ焼き。正直まともに食べた事は一度もないので、ネットで調べて置いた店に歩いて向かう事にした。

浅草駅から15分ほどで「染太郎」という店に着いた。もんじゃ焼やお好み焼きなどが楽しめる歴史ある店らしい。店の雰囲気は非常にレトロ。昔の民家に来たようだ。
もんじゃ焼を2つ注文。大きなどんぶりに山盛りになって出て来たが、正直食べ方が分からん。店の人に言うと、忙しい中焼いてくれた。焼き方を見ていたが、こりゃ分からん。食べ慣れとらんと食べ方、分からんわ。

早速小さいヘラを使って少しづつ焼いて食べる。結構お腹が空いていたのだが、もんじゃ焼っていうのはガツガツ食べるものではないらしく、少量ずつ少しずつ食べてゆく。味は決して悪くはないのだが、慣れていないせいで段々手が疲れて来たし、なかなかお腹が膨れないので少々寂しくなった。よく分からないが、もんじゃ焼っておやつのような感じかもしれない。


浅草の染太郎 いい雰囲気 食べるのに時間が掛かる


店を出た後、先程通った浅草をしっかりと観光する。
雷門から浅草寺へ繋がる道を歩く。祭りの縁日のような人の賑わいである。歩くのも大変なほどで、とてもゆっくり店を見ている余裕はない。立ち止まると次から次へと人が後ろからやってくる。強引な客引きがないのはやはり日本らしいかな。
じっくり見て行けば面白いのかもしれないが、とりあえず興味があるものはなかった。

浅草寺が現れる。浅草ではいつも雷門の映像ばかり流されるが、実際こうして見てみると、なかなかバランスよく建てられた神社である。瓦などの屋根の曲線が美しい。天気もよいし、いい雰囲気だ。
浅草寺の境内から東京スカイツリーが見える。中々高いぞ。今日の夕方から予約を入れているので、楽しみだ。


浅草雷門 雷門 人が多い
スカイツリーも見える 屋根の曲線が美しい 静かな雰囲気


浅草寺でお参りをして、帰りは人通りの多い道を外れて歩いた。ちょっと人が多すぎる。平日なのにね。






時刻は午後13時半。ホテルのチェックインは15時だったので、ゆっくり歩きながら向かった。楽天トラベルで予約したホテルはこの浅草圏内。歩いて行ける範囲だ。
途中コンビニなどで休憩。今はWifiなども無料で使えて非常に便利だ。現地で情報を得ながら旅ができる。すごい時代だ。
ホテルにはちょっと早く着いたが、やはり15時にならないと部屋を使えないそうで、しばらく待つ。15時丁度に部屋に入る。


アパホテル浅草 狭い部屋 備品などはOK


予約したのはアパホテルというホテルのスカイツリーが見えるビュールーム。朝食も付いていないコースだが、部屋の窓からスカイツリーが眺められるという贅沢なものだ。ただ部屋は狭い。かなり狭い。予想以上に狭い。
それに後で気付くのだが、経営者の自伝の漫画が置いてあった。ちょっと引く。ただ備品は素晴らしい。1泊程度なら十分にくつろげるホテルだ。狭いが。


部屋からスカイツリーを眺める



15時過ぎにホテルを出て東京スカイツリーに向かう。
浅草からスカイツリーは凄く近いのだが、当然歩く元気はないので電車に乗る。残念ながら東京メトロでは非常に遠回りになってしまうので、泣く泣く都営線の切符を購入。僅か2駅なのだが。
押上駅から東京スカイツリーのあるソラマチへは直通で行ける。雨の日でも楽なのだが、このソラマチ、予想以上にややこしい。何層にもなっているようだし、それに人が多い!!平日の午後なのに真っすぐ歩けないほどの人である。本当に驚くような人に少し気分も悪くなってくる。とても店をゆっくり見ている気にはなれないので、まっすぐ展望台へと進む。

が、初めての人には非常に分かり難い。事前にネットで予約した人は4階へ行って発券しなければならないのだが、エレベーターは見つからないし、辿り着いても溢れんばかりの人ごみで発券場所も分からないし、当日券だろうかもの凄い行列もできているし、だんだん不安になって来る。
何度も人に聞いてようやくネット予約者の発券場所に辿り着く。人は皆親切なのだが、とにかく人が多くて分かり辛い。あ〜疲れた。


人ごみのソラマチ スカイツリーが聳え立つ 手前がネット予約。奥が当日券の列?


予約券のお陰で、並ばずに地上350mの展望デッキへ。エレベーターは非常に速く、ほんの数秒で展望デッキに辿り着いた。ただ、エレベーターの中からは外は見えないので、恐怖感とかはまるでない。
ちょっと拍子抜けではあったが、展望デッキに辿り着くとさすがに眺めのいい景色が広がっている。


展望デッキ 中々の景色 ちょっと怖い


が、ここも凄い人。まともに歩けないほどだ。一体どうなっているんだ。。
東京スカイツリーは、ここ展望デッキからさらに「別料金」で450mの所にある展望回廊なる場所に行ける。追加料金ひとり1,000円。高いなあ。まあでも仕方がないので、チケットを購入し再びエレベーターに乗る。
実はこのエレベーターは途中から外の景色が見られ、ちょっとしたスリルを味わう事が出来た。これを地上からやって欲しかったんだけど、それは無理なのかな。





展望回廊では、幾分人の数は少なくなっていた。
エレベーター乗り場から最高点であるソラカラポイント(450m)へは、傾斜のある坂を歩いて登らなければならない。先の展望デッキではゆっくり景色を見ている余裕もなかったので、こちらは歩きながら景色を堪能する。
確かに高い。眼下に広がる家やビルが、デコボコのある板の様にすら見えてくる。それにふと思ったのだが、東京は小さい公園が少ない気がした。

東京都民ならもっと楽しめただろう。だが地方者には地理感が全くないので、みんな同じ景色に見える。辛うじて分かるのが、東京タワーと東京ドーム。後は川ぐらいだ。
それでも今日の天気に感謝したい。雨だったら景色は悪いし、風が強ければ登る事すらできない。そんなに東京に行く事などほとんどないので、今日の天気には本当に感謝である。

しばらく歩くと、登る事が出来る最高地点であるソラカラポイント(450m)に到着。ここは記念撮影の場所のようで、たくさんの人が写真を撮っていた。

展望回廊 高い! ビルなどが小さい
遠くまで良く見渡せる ソラカラポイント 人はやや少ない


その後、展望回廊で休憩し、エレベーターで展望デッキまで下りる。ここは相変わらずの人ごみ。カフェなどもあるが、ここも行列。ただコーヒー450円とそれほど高くはないようだ。
ちなみにこの展望デッキには、ガラスの床があり、みんなが騒ぎながら歩いていた。試してみたが、十分怖い。

人に疲れてきたのでスカイツリーを降りる事にした。
帰りにスカイツリーのエレベーターを降りた付近で、お土産を買う。入れ物が気に行ったクッキーなど数点を購入。中々いい値段だねえ。


展望デッキのカフェ ガラス床 お土産屋も人がいっぱい



東京初日の最後に再び東京駅に向かう事にした。
時刻は既に18時近く。仕事を終えたサラリーマンに交じって東京駅に着く。よく分からないまま新丸の内ビル内部に出る。そしてそのままエレベーターに乗り、7階へ。ちょっと分かり辛かったが、何とかテラスを発見。そこにこの旅で一番見たかった物が広がっていた。



夜の東京駅



ライトアップされた東京駅、これが見たかった。
東京の高層ビル群に光る大正の光、とでも言おうか。高層ビル群の光も、また東京駅を美しく演出している。今日は朝から慌ただしく動いていたが、その疲れも吹き飛びそうだ。
ここ新丸の内ビル7階からは、「無料」で東京駅の全貌を眺める事が出来る。特に夜のライトアップは格別である。本来なら食事もすべきなのだが、あまりの高額さにたじろんでしまった。貧乏パッカーなのでしょうがない。


新丸の内ビル7階のテラス 下からでも美しい 駅構内


東京駅を堪能してホテルに戻る。
浅草に着いた頃には、もうくたくた。。でも浅草からはこれまたライトアップされたスカイツリーが元気をくれる。美しいもんだ。
老体に鞭打ってホテルへ。そして楽しみにしていた部屋からも、見事なスカイツリーが堪能できる。風呂に入り、コンビニで買ってきたビールを飲む。疲れた体にはまるで疲労回復の薬のようなものだと思うほど、美味い。
部屋の電気を消して、つまみをつつきながらビールを飲んでいると、知らない内に眠りについてしまった。


部屋からライトアップされたスカイツリーを眺める




Day 1

翌日は午前8時ぐらいに目が覚める。
カーテンを開けると、今日も快晴。晴れ男だぜ。朝は逆光になるので写真はいまいち。ゆっくーり準備をして11時ちょっと前にチェックアウト。ホテルの最上階に露天風呂もあるそうだが、時間がなくて行けなかった。残念。

浅草駅に向かう途中にバンダイの会社(?)らしき建物があり、その前に漫画などのキャラクター人形が置いてあった。少し写真を撮り、電車に乗る。今日はメトロ線の乗り放題ではないので、慎重に駅を選んで進む。
まず向かったのは、いきなりもう昼食だが、深川丼というものを食べに門前仲町に足を運んだ。深川丼と言うのは、一応東京の食べ物のようで、簡単に言えばアサリの入った卵丼のような物である。
門前仲町の駅を降りるとすぐに店はあるのだが、昼にはちょっと早かったので、近くにある富岡八幡宮に向かった。

古くから地元の人に愛される神社で、大相撲の発祥の地でもあるそうだ。
静かな境内には絶えず参拝の人が絶えない。スカイツリーもいいが、静かに佇む神社ってのは落ち着くもんだ。
休憩をしてから食事へ。


バンダイのキャラクター群 富岡八幡宮の鳥居 富岡八幡宮


門前仲町駅の隣に「伊勢屋」と言う店がある。和菓子を売っている店なのだが、隣に食堂もあってご飯も食べられる。ここで早速深川丼(720円)とソフトあんみつ(600円)を頼む。
深川丼は大きなアサリの触感がぷりぷりで美味しかったが、ちょっとうす味かな。東京の味だろうか。それよりもなんとなく注文したソフトあんみつ、これの方が美味しくて印象に残った。
あんみつなんて久しぶりだが、こんなに美味しいものもあるのだとちょっと感動した。お勧め。
帰りがけに和菓子を何点か購入。年配者にはこういう物の方が喜ばれる。


深川丼(720円) ソフトあんみつ(600円) 伊勢屋の和菓子



食事を終えると13時近くになっている。帰りのバスが16時なので、まだちょっと散歩できる。

行き場所は国会議事堂と決めた。
一度生で実物を見てみたいと思っていた。路線図で調べると「国会議事堂前」なる駅があるので早速向かう。
駅を降りると、東京の中心部なのに予想以上に静まり返っている。土曜日なのに警察の車があちらこちらに駐車されている。あちらこちらに警察も立って警備している。春の暖かい風に反して、物々しい雰囲気だ。地図で場所を確認しながら歩くと、国会議事堂が見えて来た。


伊勢屋外観 国会議事堂 国会議事堂前には写真を撮る人が多い


おお、すごい。
立派だ。何度もニュースで見た建物だ。自分以外にも結構数名の人が前に来て写真を撮っている。写真は大丈夫のようだ。今は国会は開いてないが、ここで幾つもの熱いバトルをしてきたのかと思うと感慨深くなる。日本の舵を決めるのもここだ。

すぐ近くに桜田門があるのでちょっと寄ってみた。昨日16日に工事が終わると書いてあったので、もしかしたら見られるのかと思ったのだ。
が、まだ工事のシートが掛けてある。良く読むと。「16日より工事による通行止め」が終わるそうだ。工事自体はまだ続いているようだ。まあしょうがないか。


2日間のハードスケジュールを終え、帰りのバスの出発場所である新宿に向かう。新宿も大きな駅だ。迷子になりそうである。
最後に都庁の写真を撮り、バスへ。バスの中から東京タワーも見る事が出来た。


新宿都庁 新宿の高層ビル群 バスの中から東京タワーが見えた


忙しかったが充実した2日間であった。


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