大阪に所用があり、折角なので一泊で行くことにした。大阪は何度も行っているので今回はちょっと足を延ばして和歌山へ行くことにした。取りあえず行きたい場所はそれほどなかったが、「とれとれヴィレッジ」というちょっと面白そうなホテルがあったので、それを目的に向かった。 平日だったので宿泊の予約はすぐにできたが、残念ながら天気が悪い。初日は曇り。翌日は雨の予報。と言う訳で、初日に観光をすることにした。 名古屋から車を飛ばして和歌山入り。仕事の疲れもありかなりくたくただ。最初に向かったのは、ガイドブックを見て行って見たいなあと思った「友ヶ島」。旧陸軍の砲台跡などが残り、朽ち果てた感じがラピュタみたいな感じで近年人気のスポットになっているそうだ。 朝は予想通り寝坊したおかげでかなり飛ばして11時の船の出航10分前に駐車場に到着。急いでチケットを海に向かうと、シャッターがすべて閉まっている。よく見ると、「運休」の文字が。。直ぐにネットで調べると火、水は定休日だそうだ。今日は水曜、下調べが不足だった。 気を取り直して宿泊施設がある白浜へ向かう。 チェックインは15時なのでそれまでは白浜周辺をちょこっと観光。しかし車についているナビがだいぶ古くなってきていて、白浜周辺の高速道路に対応していない。迷いながら辿り着いたのは「三段壁」と呼ばれる景勝地。高さ50mにおよぶ柱状節理の大岸壁が2kmに渡り続く。駐車料金500円を払い展望所へ向かう。天気は悪いが良い景色が広がる。
高い場所が苦手なので長居はできないが、中々の迫力に見惚れる。自然の力を見せつけられるようだ。 ちなみにここはエレベーターで下にくだり熊野水軍の船の隠し場所とされた洞窟を見学できるが、1人1300円という値段に怖気づき却下。まあ時間もないし。 帰りに駐車場に併設の土産屋でお土産を購入。1,000円以上の購入で駐車料金が返金される仕組みだ。まあ土産は帰るときに買っておくのがセオリーなので購入。駐車料金がういた。 その足で北上し、白浜海岸へ。近くの公園の駐車場に車を止めて海岸を散歩する。白い砂浜として人気の海岸だけあってさすがに砂のきめが細かい。裸足で歩いても気持ちいいぐらいだ。沖縄の下手な海岸よりずっと綺麗。愚息は裸足になり砂浜や海辺を走りまくる。貝殻を拾ったりとかなり大満足しているようだ。
ちなみにここからすぐ近くに、円月島というこれまた白浜の有名なシンボルの島が見られる。徒歩で写真を撮りに向かう。
ちなみに秋分と春分の数日間はここに夕日が沈む光景が見られるそうだ。合わせて見るには、、、地元の人じゃないと厳しいかな。 その後15時近くになったので宿泊施設である「とれとれヴィレッジ」に向かう。 モンゴルのパオをイメージして作ったという形に特徴あるこの施設は、ファミリー層にも大人気の宿で夏のシーズン中には予約は難しいほどとのこと。ナビで目的地を設定して辿り着く。
事前にウェブでよく見ていたので驚きはなかったが、たまにはこういった奇抜なのもいい。チェックインを済ませ部屋に向かう。 部屋の中は至って普通。少し年月が経っているので古くはないが、新しさはない。まあこういった変わった施設の泊まると言う満足感は得られるが。
このとれとれヴィレッジが良いのはその部屋の形だけではなく、周辺施設も合わせた評価であろう。まずは施設を出てすぐ正面にある「とれとれ市場」。宿泊者だけでなく誰でも利用できる「複合お土産市場」。和歌山や白浜のお土産屋、もちろん海鮮系土産も充実。パンダのぬいぐるみから和歌山梅、干物に刺身、海鮮丼、シーフードバーベキューまで時間があれば一日過ごせる場所だ。 さらにその隣の「とれとれの湯」。岩盤浴や白浜温泉も楽しめる。そして宿泊施設入り口にある「とれとれ亭」と「海鮮寿司とれとれ市場」。白浜の新鮮な海鮮が楽しめるレストランだ。 今回の宿泊プランにはこの「とれとれ亭」での朝晩のバイキングに「とれとれの湯」での入浴が付いている。それでいてひとり1万程度。安いと言えるであろう。 チェックイン後、すこしホテル内を散策。 まず向かったのは展望台。ここからはヴィレッジを一望できる。温泉や市場も見られる場所だ。 その他にも子供が遊べる遊具や、隣接する宿泊施設「ぱんだヴィレッジ」も可愛い。オリジナリティーあるものはやはり強い。
弱点をあげるとすれば雨かな。朝食や温泉がすべて外の施設にあるので、館内にあるホテルに比べると雨が降ると移動がえらいことに。夏の猛暑や冬の寒さも辛いかも。それから虫。かなり山というか丘というか、自然豊かな場所につくられているので夏は虫が多く出そうだ。まあそれも子供連れにはいい経験になるかもしれないが。 とれとれ市場で買い物をし、とれとれ亭に夕食へ。 海鮮バイキングと聞いていたが、行って吃驚。種類こそそれほど多くはないがその味や海鮮の新鮮さに驚く。寿司もその場で握ってくれるし、目の前で焼いてくれるステーキまである。そしてどちらもめちゃくちゃ美味い。さすが目の前が海という好条件。食事のレベルの高さに驚いた。 翌朝の朝食バイキングもこちらも種類は多くはないが、美味しいし、料理に手抜きはない。しっかりと良いものを提供してくれている。これだけついた宿泊プランはこれまでもあまりないかも。天気は悪かったが、宿泊施設にはトータルで大満足であった。
最後にとれとれの湯で体を休め、就寝。疲れた一日であった。 翌日はホテルをチェックアウトして所用のある大阪へ。 大阪への用事であったが、ちょっと足を延ばして和歌山まで来て良かったと思う。大好きな山や海の自然に美味しい食事。本当はもう少しゆっくりしたかった。 Homeにもどる |