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2016年8月14日
From Nagoya
ぶらり!養老鉄道

養老鉄道・ローカル線の旅



暑いお盆の中、突然どこかへ行きたくなったのでネットで調べていると、名古屋から近くローカル線の電車旅が出来る「養老線」なる路線を発見した。愚息がとにかく電車やら消防車やらが大好きで、日帰りでも行けそうなので早速行ってみることにした。

養老線は三重県の桑名と岐阜県の揖斐を結ぶ唯一の路線で、大垣で乗換する57.5kmのローカル線である。観光地も多度大社や養老の滝などがあるので、途中下車してみるのもいい。早速出発する。





スタートは三重県の桑名駅とした。ここまでは車。お盆休み中の為か意外と人は少ない。養老線では一日乗り放題パスが売られており、気兼ねなく乗れるという事なので購入(1,500円)。ホームにやってきた赤い車両に乗り込む。
電車の先頭に「サイクルトレイン」と書かれていたが、後で気づくのだがこれは自転車持ち込み可能な電車だった。自転車愛好家や学生さんなどが利用している。

電車はワンマン。だからバスのような切符の精算機が車内に設置されている。ローカル色高くていい。やがて電車が走り出す。矢や天候は悪いが、先頭からよく先が見える光景に愚息は大満足。ずっと先を見ている。そして自動ドアが開けば、手でまねをする。どこまで電車が好きなのだろうか。。


ワンマン電車 路線は単線 すれ違いは駅で


電車は単線。すれ違いは駅で行う。いくつかの駅が過ぎてゆくのだが、ほとんどが無人駅。なかなか雰囲気あっていい。
20分ほどで最初の目的地である多度駅に到着した。

ここは多度大社の最寄り駅である。
多度大社は5月に行われる「上げ馬神事」で有名な神社。動物虐待だとか色々言われているのだが、最近やっているのだろうか。
駅から多度大社までは、地域のコミュニティーバスが走っているとネットであったのでさっそく調べる。が、駅前の看板を見ていてもどうも本数が少ない。少ないというよりは午前9時まではたくさんあるのだが、それ以降は激減する。時刻は既に9時を回っている。。

駅員さんに聞いてみても分らないそうなので、仕方なしに歩いてゆくことにした。約2km強。通常なら問題ない距離だが、この猛暑。そして車が結構走るので愚息を背負う事に。。さてどうなることやら。

思ったよりも廃れている。人の気配があまりしない。駅から神社までの間は古い民家などもあって歩くのは退屈はしなかったのだが、あまり人もおらずちょっと寂しい感じがする。こんなもんか。


多度駅 コミュニティーバスはほとんどない 古き街並みが残る


30分ほど歩くと、ようやく多度大社の入り口が見えてきた。偶然にも先日まで「ちょうちん祭り」をやっていたようで、まだそのちょうちんが飾られている。無数に付けられたちょうちんがなんとも幻想的である。また上げ馬神事の為か、境内には馬がいる。と言っても小屋の中から顔だけ出しているのだが、有料でエサも上げることが出来る。帰りに愚息がエサをあげていた。


ちょうちん祭りが行われていたようだ 上げ馬神事の馬? 静かな境内がいい


境内を歩く。人もまばらで静かでいい。この神社の雰囲気は大好きだ。神社なので仏像などもないが、厳粛な雰囲気を味わえただけも良かった。ちなみに持参した水はすでに行きで尽き、ここでお茶を購入。


ちょうちんが綺麗


帰りももちろん愚息を背負って歩いて帰る。帰りは場所が分かる分、気楽である。
20分ほど待って再び電車に乗る。車内には自転車を持ち込んでいる人がいた。いいもんだ、こういう風景は。
天気は相変わらずどんより曇っているが、車窓から見える田園風景や養老山脈の自然はなんともいい感じだ。田舎の中をのんびり走っているまさにローカル線。駅弁食べたい。


馬に関する品が置かれている 再び養老鉄道に乗る 「サイクルトレイン」なので自転車も持ち込み可


30分ほど乗って養老駅に着いた。駅にはひょうたんがたくさん吊られている。
養老駅は大正8年に改装されたのが現在の駅舎で、第二回の中部の駅百選に選ばれている。なんともいい味を出している訳だ。
さて、ここの目的は養老の滝だが、正直移動手段を考えていなかった。歩くのは疲れて遠慮したいのでタクシーかなと考えていたが、フリーパスを見せたら駅員さんに、

「養老の滝に行きますか?」
「はい」と答えると、

「無料のシャトルバスがでています」

との何とも嬉しい返事が。試験的そうだが、休日や土日に駅から養老の滝までシャトルバスを運営しているそうだ。早速乗車。助かった。10分ほどで出発。そして坂を少し上って5分ほどで到着。短かっ!


駅内にはひょうたんが 中部の駅百に選ばれた養老駅 養老の滝への無料バス


ちなみにどうやらここから更に歩かなければならないようだ。山の方に向かって1.2kmほど。これが結構しんどかった。
遊歩道はしっかりと舗装されているが、何せこの暑さ。そして相変わらず「負ぶれ」とせがむ愚息。汗がしたたり落ちる。最初から少し運動も兼ねて来ていたのだが、予想以上に歩くことになった。

養老の滝は養老公園内にあり、結構な人で賑わっていた。養老の滝へもたくさんの人が訪れている。結局40分近く登ってようやく到着。正直滝はいまいち。それよりも疲れの方がはるかにきつい。写真を撮って戻る。腹も減ってきた。


養老の滝


昼食はバスを降りた付近にあった養老ランドのレストラン「ひまわり」へ。「養老美肌丼」という変わった丼ぶりを注文。味はまずまず。嫁がうまいうまいと喜んでいた。


柵内に入るたわけが多い ひたすら歩く 養老美肌丼


養老駅に戻り、再び電車に乗る。
愚息はずっと負んぶされているのでかなり元気だ。電車の中でも釣り輪につかまったり外を見たりととにかくじっとしていない。本当に電車が好きだと思う。


再び20分ほどで乗り換え駅の大垣に到着した。今回は揖斐まで行かない。時間も時間だし、そもそも養老線ってlここ大垣で終わりだと思っていた(笑)。
大垣の目的はずばり名産「水まんじゅう」。葛粉とわらび粉を混ぜ固めて中にこしあんを入れ、冷たい水や氷とともに食べる大垣の夏の風物詩。量産品は食べたことはあるが、本場では食べたことはなかったので挑戦してみることにした。なお今回は、たびねすの個人的な取材も兼ねているので「4軒」まわる。

まずは駅を降りてすぐにある金蝶園総本家。入口に長蛇の列が出来ている。すごい人気である。最初思わずこの行列に並んでしまったが、よくよく確認するとこれはお土産の用みずまんじゅうで店内で食べる場合にはそのまま店内に行けばよかった。ちなみにこのお土産用の水まんじゅうの場所には、水に入ったなんとも涼しげな水まんじゅうがある。


ふたたび電車に乗る 駅前の金蝶園総本家 涼しげな水まんじゅう


店内で注文し番号札をもらい指定された場所で待つ。席は狭いが、長い時間座るものでもないので何とかなる。やがて水まんじゅうが運ばれてきた。見た目もなんとも涼しげだ。


金蝶園総本家の水まんじゅう


あまり甘すぎないこしあんに、つるっと食べれられる葛の皮。冷たい水と一緒に食べる独特の食べ方もおいしい。そして和菓子にはお茶がよく合う。愚息にはあまり受けは良くなかったが、とても美味しく頂けた。
さて、次へ向かう。


場所は同じく大垣駅から南へ下った場所。名前は「餅惣」。創業が文久二年の老舗だ。ここの名物は「水まん氷」。枡の中に水まんじゅうを入れ、その上からかき氷、そして特性の白蜜をかけて食べる変わり種だ。大垣駅の商店はお盆休みなのか分らないがシャッターがほとんど閉まっている中、水まんじゅうを扱う店だけ行列が出来ている。もちろんここも。

行列に並び頂く。残念ながらお盆のため人が多く、通常使う「枡」の器ではなくプラスチックになっていた。。味は変わらないが、写真の見た目が悪い。後日再訪が必要だな。


シャッター街? ここも行列 プラスチックの器・・・


さて、この次はまたしても同じく道路を南下した先にある、「御菓子つちや」。こちらは派手な特徴はないが、美味しいと評判の店。
建物はなかなか味のあるもの。年代を感じる。嬉しい事に行列はない。店内に入ると、注文もしていないのに和菓子とお茶が振る舞われた。もちろん無料。ただ残念なことに水まんじゅうは売り切れであった。。。ここも再訪が必要か。


そして最後に向かったのは、金蝶園總本家。最初の駅前の店と同じ名前なので、「総」の字だけ変えておく。名前は同じだが、全く別の店だそうだ。正直分り辛い。味もまずまず。だが、そろそろ飽きてきた。ここで水まんじゅうのお土産を買っておく。


御菓子つちやは売り切れ 金蝶園總本家 こちらも涼しげな水まんじゅうがある


岐阜県大垣市は昔から地下水の豊富な街として知られ、その水から産み出されたのが水まんじゅうである。冷蔵庫のない時代に、見た目も食感も涼しげな和菓子を、と言う事で考え出されたそうだ。冷水と一緒に食べると言う面白い食べ方をするのはここからきているそうだ。今なお大垣の名物として水まんじゅうが愛されているのも分かる。


金蝶園總本家のカラフルな水まんじゅう


水まんじゅうを満喫した後は、養老線に乗って帰ることにした。大垣城なども見たかったが、時刻はすでに16時近く。行きは寄り道してきたので時間がかかったが、帰りはあっという間に出発の桑名まで戻ってきた。

愚息も満足であったローカル線の旅、面白い。
こちらの旅行記はたびねすで記事を書いています。






再訪

さて、今回の訪問では残念ながら曇り空が多く、あまり満足がいく写真が撮れなかった。
と言う訳で約1週間後、天候を確認して再訪する。今回の移動は全て車。愚息は電車に乗せろと騒いでいたが仕方がない。そして養老線の電車を撮る為に、初めて「撮り鉄」にも挑戦。以下、再訪の写真を掲載。


養老鉄道

先ず撮ったのは、やはり養老鉄道。美濃山崎駅と駒野駅の間で撮影。初めて撮り鉄を経験したのだが、これが意外と難しかった。まずローカル線なので電車がなかなか来ない。車でひたすら待つ。その間に綺麗だった雲が崩れ、時間とともに逆光になり、近くを通る人からはジロジロ見られる。撮り鉄って大変だ。。
1時間近く粘って何とか納得の一枚、かな。でも点数にすると60点ぐらい。まだまだである。




養老鉄道

もう一枚養老鉄道。駒野駅と美濃津屋駅の間で撮影。「緑の田んぼと青い空」という当初描いていた構図で撮ってみたが、意外としょぼい。先の写真の方が躍動感がある。鉄道写真って簡単そうで難しい。




和菓子つちやの水まんじゅう

続いて「御菓子つちや」に再訪。日曜日だったが、何とか水まんじゅうを食べることが出来た。写真はこしあんだが、お土産で買ったフルーツ餡がとても美味しかった。味は間違いない店である。もちろんまた無料の和菓子(今回は水まんじゅう)を振る舞われた。




餅惣の水まん氷

こちらも再訪。「餅惣」の水まん氷。結構な人が並んでいたが、この日は嬉しい事に「枡」で提供。念願の枡での水まん氷にありつけた。味は同じだが、やはり器が違うと気分も違う。冷たいかき氷に一気に汗がひく。




大垣城

最後は大垣城。知らなかったのだが、城内の公園は無料で入れる。建物(本丸)のみ入場料が必要。大垣観光の最後を締めてくれた。



データ:
養老線1日フリーパス ・・・ 大人1名1,500円
金蝶園総本家(駅前) ・・・ 380円/人(水まんじゅう2個+緑茶)
餅惣 ・・・ 600円(水まん氷)
金蝶園總本家 ・・・ 120円/個(水まんじゅう)
和菓子つちや ・・・ 378円/3個(こしあん)、432円/3個(フルーツ餡)
大垣城入場料 ・・・ 100円/大人





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