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インドの世界遺産

中国と並びアジアの世界遺産の宝庫・インド。
長い歴史と広大な土地に多くの遺跡や大自然がある。
世界遺産の入場料だけ5ドル(250ルピー)と非常に高いのがちょっと残念。。


インドの山岳鉄道群 Mountain Railways of India

99年登録
05年拡大
(文化遺産)


アクセス
麓の街シリグリからバスが出ている。午後になると便がなくなるが、近くで待機しているジープで、人が集まり次第利用できる。約2.5時間。またシリグリからはこの世界遺産列車に乗ってダージリンへ行く事も可能。
世界遺産の中でも珍しい「乗れる遺産」。避暑地ダージンリンへの交通手段としてイギリス植民地時代に作られた。
ダージリンから隣の駅グーム駅(標高2257.65M)までショートトリップが楽しめる。(09:15ダージリン発/乗車時間約40分/21ルピー)
街中を走る本格的な蒸気機関車とヒマラヤの絶景が楽しめるお勧め遺産。
【訪問/2004年1月28日】
ボード・ガヤにあるマハーボディー寺院の建造物群 Mahabodhi Temple Complex at Bodh Gaya

02年登録
(文化遺産)


アクセス
パトナーにあるツーリストバンガローからブッタガヤ行きのバスが07:00に出る。50ルピー。約5時間。
仏教4大聖地の一つ。ブッタが悟りを得た場所。嬉しい事に入場は無料で、自由に境内を散歩できる。しかし境内では多くの仏教徒が熱心に祈っているので
節度ある行動を。騒がしいインドの街だが、ここだけは別世界。ゆっくり過ごすのがよい。(ちなみにブッタが悟りを得た菩提樹の葉は取る事ができない。時々売られているが)
【訪問/2004年2月1日】
カジュラーホの建造物群 Khajuraho Group of Monuments

86年登録
(文化遺産)



アクセス
バラナシからサトナー行きの列車で6時間。サトナーのバスターミナルから5時間ほどでカジュラーホに到着。ただ大幅に遅れる事がある。
ヒンドゥー教の寺院は時にして驚くような彫刻を作り出す。このカジュラーホの作品群もその代表。
ミトゥナ像(男女交合像)はカジュラーホの象徴ともいえるだろう。何故このような芸術が生まれたのかは分かっていないようだが、見ているだけで楽しいその作品群にはやはり惹きつけられるものがあったのだろうと思う。
【訪問/2004年2月11日】
タージ・マハル Taj Mahal

83年登録
(文化遺産)


アクセス
アーグラまではデリーからバスや列車が頻繁に出ている。カジュラーホ方面からはジャンシーまで行きそこから列車で3.5時間。
言わずと知れたインドの象徴タージ。入場料15ドル(750ルピー)もする特別な遺産。
誰もが一度は目にした事がある写真だろう。その凄さは本文で書いているが、それだけ払う価値はあると思う。街のゲストハウス(シャンティーG.H.等)から眺める事もできるが、やはり入場すべし。後悔はしないはず。
【訪問/2004年2月15日】
アーグラ要塞 Agra Fort

83年登録
(文化遺産)


アクセス
※タージ・マハル欄参照。街中にあるので歩いてでも行けるが、少し距離があるのでリキシャに乗るのもいい。
ムガール帝国の権力の象徴であるアーグラ要塞。中は結構広く迷路のよう。遠くにタージを
眺める事ができるが、ここはそのタージを作ったシャー・ジャハーンが幽閉されていた塔もある。
入り口は結構すごいのだが、タージのせいか中はそれほどでもなく感じる要塞。
【訪問/2004年2月15日】
ファーティープル・シークリー Fatehpur Sikri

86年登録
(文化遺産)


アクセス
※アーグラまではタージ・マハルの欄参照。イードガー・バススタンドからバスが多発している。1〜2時間。14ルピー。
ムガル第3第皇帝アクバルがグジャラートという地方を征圧したのを記念して作られた「勝利の都」。また世継ぎが
生まれる事を予言した聖者がいた場所でもある。インド古来の建築技法が多く使われている事が特徴。しかし水源がなかった為、遷都から14年で捨てられてしまう。主を失った抜け殻はその栄華の面影だけを今に伝えている。
【訪問/2004年2月16日】
デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物 Qutb Minar and its Monuments, Delhi

93年登録
(文化遺産)



アクセス
オールドデリーからリキシャで70ルピー。
もともと奴隷王朝Slave Dynastyがヒンドゥー教徒に対する勝利を記念して建てられたもの。その後イスラム教徒によってインド初のモスクも建てられる。多くの細かな彫刻や錆びない鉄柱、アラーイーの塔等などそこそこ見所はある。ここで過去の栄華に浸るものいい。
【訪問/2004年2月18日】
デリーのフマユーン廟 Humayun's Tomb, Delhi

93年登録
(文化遺産)


アクセス
徒歩またはリキシャ
フマユーンの妃の墓。後に建てられタージマハルにも影響を与えたという建築が有名。綺麗にまとまってはいるが、インドの他の世界遺産と比べるとどうしても見劣りがする。旅の基本だが、訪れる前にしっかりと歴史を勉強しておこう。
【訪問/2004年2月18日】
レッド・フォート建造物群 The Red Fort Complex

07年登録
(文化遺産)
アクセス
リキシャ、または市バスでも移動可。市バスの場合は、ニューデリー駅近くにある753番が便利。ただしすごい人。
ムガール王朝第五代皇帝 シャー・ジャハンは、アーグラより都をデリーに遷都する際、
現在のオールドデリー中心に建造したのがこの砦「ラール・キラー(レッドフォート」)。尚、レッドフォートとは城壁と門が赤砂岩でできている為に名付けられた。
なかなか広大な砦で、見学するには少々時間が掛かる。
【訪問/2004年2月19日】
チャトラパティ・シヴァージ駅(旧ヴィクトリア・ターミナス) Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus)

04年登録
(文化遺産)


アクセス
ムンバイまでは様々な都市からフライトがある。市内では「CTS駅」で通じる。タクシー利用が便利。
イギリスの植民地時代、19世紀末に建てられたヴィクトリア・ゴシック様式とインド古来の建築様式が融合した建物。豪華なその造りは大英帝国のインド支配の象徴にもなってた。
現在も多くの人が利用している駅でもある。優雅な造りとは裏腹に、内部では多くの人々が忙しく行き交う。尚ムンバイは、この駅だけでなくあちらこちらにイギリス支配時代の美しい建物が見られる。
【訪問/2008年11月18日】
エレファンタ石窟群 Elephanta Caves

87年登録
(文化遺産)


アクセス
ムンバイ・インド門からエレファンタ島への船が多く出ている。往復120ルピー、所要片道1時間。
16世紀にポルトガル人が上陸し、象の石像を発見した事からその名前が付いた。6〜7世紀の制作と考えられヒンドゥー教のシヴァ神を祀ってある。
多くはポルトガル人に破壊されたが、今も少しながら石像が残る。
全体で7窟と数が少なく、先に近くにあるエローラやアジャンターを見ると見劣りしてしまう。破壊されなければもっとすごい物だったと思うと非常に残念。
【訪問/2008年11月19日】
アジャンター石窟群 Ajanta Caves

83年登録
(文化遺産)



アクセス
アウランガーバードのセントラルバススタンドから、バス(又はジープ等)で3時間。入口からは低公害バスで約10分。
高温多湿の為、インドの仏教絵画は残っている物が少ないが、ここアジャンターには素晴らしい絵画が残されている。日本やその他仏教絵画の元になったのがここと言われるほど、その芸術性は素晴らしい。紀元前1世紀頃と、5世紀頃に主に描かれた。
仏教絵画でここまで豊かな絵が描けるのか、
と思えるほど見応えのあるものが多い。ただし、やはり保存状態が完璧ではなく、そして窟内も暗いのではっきり見えないのが残念だ。それでも間違いなく仏教界の宝であることは間違いない。
【訪問/2008年11月20日】
エローラ石窟群 Ellora Caves

83年登録
(文化遺産)



アクセス
アウランガーバードのセントラルバススタンドから、バスで45分。
1つの岩山の側面を削り、そこに僧院や石窟、寺院を作り上げたエローラ石窟群。756年に着工し、100年の歳月をかけて全て人の手で削り造られた。仏教、ヒンドゥー、ジャイナ教と窟は分かれるが、どれも気の遠くなるような作業である。
とにかくこれが全て岩から造られたものか、と呆れてしまうほどの遺跡。当時の人の異常なまでの宗教への執着が感じられる。どのような思い毎日岩を削っていたのか分からないが、これを造っていた人は幸せだったのだろうな、と思う。
【訪問/2008年11月21日】
ムンバイのヴィクトリアン・ゴシックとアール・デコの遺産群 Victorian and Art Deco Ensemble of Mumbai

18年登録
(文化遺産)


アクセス
ムンバイ市内に点在。
インド東部ムンバイ(旧ボンベイ)に位置する、19世紀から20世紀前半の植民地時代に建造されたヴィクトリア朝やアール・デコの様式の建造物群。
そのふたつが融合されインドゴシック様式を作り出された事が評価され登録。

ムンバイの街並みはこの建物群によって他の街とは一線を画す。まさにヨーロッパ。でもインド。このギャップが面白い。
【訪問/2008年11月20日】





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