TOP世界遺産世界の紙幣世界のゲストハウス旅の持ち物食べ物いろいろ旅の場所ベスト10へなちょこコラム国紹介リンク

1995年7月9日〜24日
From Xi'an(西安)
中国・内モンゴル











まえがき:
大学の中国1年留学のため、中国(西安)で中国語の勉強中。その為、旅の起点は西安となる。






中国の大学にも夏休みがあり、7月8月は長期休暇となる。留学生の間でも皆、「休みはどこに行く?」見たいな話が出ており、それにもれず自分も旅に出ることにした。
目的は内モンゴル。純粋に「大草原が見たい」である。天津と南京で勉強している友達と、こちら西安からの二人。モンゴルは4人旅となった。内モンゴル自治区の区都「フフホト」で待ち合わせる。

7月9日15時22分、暑くなった西安からフフホト行きの列車が出る。
初めての寝台列車だ。硬臥と呼ばれる寝台。上から下まで3段になっていて昼間は下段がみんなの椅子代わり、中段、上段は本当に横になるだけの高さしかない。値段も下段が一番高く、上に行くほど安くなる。上段などは上り下りは大変だが、入り込んでしまえは自分だけの空間ができる。
列車は一定のスピードで進む。外の景色はずっと荒野が広がっている。暇潰しに食堂車などに遊びに行ったり、他の車両などを散歩する。電車は小さな中国の凝縮図だ。衣食住が全て揃っているので、見ていて面白い。ゴミの山はもちろん、皆が食べるカップラーメン、トイレなど。列車の中は退屈しなかった。


翌10日に無事にフフホトに到着。列車から降りると結構冷える。ここで南京と天津からの友人と合流。ここまでは順調だ。
今日はフフホト市内宿泊。目指す草原はツアーに入るのが一番効率的だと分かったので、数社をあたり一番まともなツアーに申し込む。2泊3日で、草原、砂漠を廻るツアーで422元(4名申し込みの価格)。出発は翌日だ。

翌日迎えに来た車に乗り草原へ出発。代わり映えのない景色を進み、2時間ほどで草原に到着。天候はいまいちだが思い描いていた大草原が広がっていた。広い草原だ。本当に何もない大きな場所である。でも、観光の為か思ったよりも馬が多く、糞も多い。楽しみにしていた「草原でゴロゴロ!」って訳にはちょっといかないようだ。
宿泊はパオと呼ばれるモンゴル族の住居だが、どうやらこれは観光用。まあでも古さといい形といい雰囲気はあるので、これはこれで満足だ。


宿泊するパオ 馬にも乗れる 羊もいる
宿泊するパオ 馬にも乗れる 羊もいる


パオに到着後は基本はフリー。とりあえずパオの近くで待っている馬乗りサービスを利用。馬に乗って辺りを散歩する。と言っても手綱を引くおっさんがずっと付いているので自由には動けないが。。馬の他にもなぜかラクダなどもおり、ちょっとした、というよりは現地の大切な収入源となっているようだ。
馬の散歩が終わると、する事がなくなってしまった。自由と言うのはいいのだが、本当に草原以外何もない。希望してきたのだが、実際時間があったりすると何もできない。景色は満足なのだが、人間なんてこんなもんだろう。
夕食はツアーできている人達と同席で食べる。白酒と呼ばれる50度近いお酒をたくさん飲まされた。


翌朝は早朝から馬に乗ってまた散策に出かける。日の出が見られるとの事だ。
でも必死に早起きしたのが、残念ながら早朝は曇。日の出では見られなかった。冷え込む中国人民解放軍のコートを着せられ、馬に乗って歩く。まあこれはこれで楽しかったのだが。。
明るくなってくると青空が出てきた。草原と青空という待っていた図だ。散歩しながら写真撮影を楽しむ。

内モンゴルの大草原
内モンゴルの大草原


その後は旅行会社主催(?)のモンゴル相撲が開かれた。かなり「見世物」という感が強く、やっている人間も仕事でやっているだけのように見えた。必死さとかは感じられない。


その後次の目的地である砂漠に向う。
砂漠はどうやら包頭(パオトウ)という場所にあるようだ。再びジープで数時間走り、疲れ始めた頃ようやく到着。「草原」というイメージで来ていたので、いざ砂漠を見るとどうも不思議な感覚だ。ここも広い。砂漠は初めてだが、広い。
しばらく砂漠で遊ぶ。まあ遊ぶといっても散歩程度なのですぐに飽きてしまう。
宿泊は再びパオだったので、これは良かった。

行きたかった大草原 モンゴル相撲 砂漠
行きたかった大草原 モンゴル相撲 砂漠



2泊3日の草原ツアーが終わり、フフホト市内に戻る。
南京と西安から来た友達はそれぞれの街に帰るのでここで別れる。これからは天津の友人との二人旅だ。市内に戻ってからは自転車をレンタルし、街を走る。旧市街地は古い街並みが残っており雰囲気はいい。
フフホトで最も有名なチベット寺院「大召」へ行く。1580年に完成した古い寺院だ。純銀で作った高さ2.5メートルの仏像が祭られているので、「銀仏寺」とも呼ばれているそうだ。


フフホト市内 大召 広場
フフホト市内 大召 広場


その後はタクシーを利用して郊外30kmにある万部華厳経塔(白塔)へ。遼の時代(916-1125年)に建てられたという古い塔だ。遼代の建物が残っているのは珍しいく、歴史的にも価値があるという。
何もないところを30分ほど走り到着。
その名の通り荒野に真っ白な塔がそびえ立っている。高さは50m。結構な高さだ。しかも均整が取れていてかなり美しい。中国の塔は本当に美しい塔が多い。
中には登れるようになっており、細い階段を上へ登ってゆく。最上階にはまともな柵も無く、非常に危険なのだが、景色は抜群である。何もないので遠くまで見渡せる。美しい田園風景がずっと続いている。この景色を見るだけでも、ここまで来る価値はある場所だ。白塔、かなりお勧めの場所だ。

白塔 最上階からの眺め
最上階からの眺め
白塔


その後、同じくフフホトで有名な「五塔寺」に行くが、なんと修復作業中であった。残念。。


フフホト観光を終え、北京へ向う。
北京へは、夏に行く「シルクロードの旅」の最終目的であるパキスタンのビザ申請のためだ。切符を購入し、再び硬臥に乗り北京へ。
北京は昨年短期留学で訪れていたので、約1年ぶりの訪問となる。
パキスタン大使館でビザの申請をする。無料で取れるのだが、申請にあたり色々と質問をされた。何故行くのだとか、どうして行きたいのだとか。適当な英語で適当に答え、何とか受領してもらう。数日後に再び取りに行かなければならない。

さて、時間ができたので北京観光。
まだ行った事のなかった頤和(いわ)園に向う。中国清朝の離宮で、国内最大規模の庭園である。乾隆帝などにより改築されるが、欧米諸国に破壊される。そして西太后によって修復、初めて「頤和園」という名前になるが再び破壊される。現在のは1903年に修復されたもだという。
しかし暑い。夏の北京はとても暑い。しかも夏休みだという事もあり、もの凄い人で賑わっている。フフホトの涼しさがあまりにも心地良かったので、北京の暑さが体にこたえる。しかもかなり広いので、全て徒歩で歩くのは不可能だ。だんだん体力がなくなってきて、最後の方はほとんど座って過ごしていた。
それから北京で大好きな天壇公園へ向う。丸い何ともセンスのいい建物。北京に来たら必ず行きたい場所だ。


頤和園 天安門 天壇公園
頤和 天安門 天壇公園


その後は友人が勉強している天津に行って時間を過ごす。昨年行ったので懐かしい場所だ。パキスタンビザができたので北京へ取りに行き、北京⇔天津を行き来する。
そしてようやく西安へ帰ることに。無事電車の切符も予約でき、駅へ。久しぶりの西安、そしていよいよこれからシルクロードの旅が始まる。




データ:
草原ツアー ・・・ フフホト発2泊3日。草原、そして砂漠に行く。422元/人(4名で申し込みの価格)
大召 ・・・ 3元/人
白塔 ・・・ 2元/人
切符(西安⇒フフホト ・・・ 159元(硬臥/片道)
当時の列車の切符はまだ左のような厚紙であった。この当時の中国を旅した者なら分かると思うが、
この厚紙を手に入れるの皆、非常に苦労していた。現在のようなオンラインで買うことはできず、全て
が「人と人」とのやり取り。切符購入は運と根気の作業。まさに「宝のような厚紙」なのである。

(マウスを乗せると裏も見えます)
切符フフホト⇒北京 ・・・ 47元(硬臥/片道)


(マウスを乗せると裏も見えます)
切符天津⇒西安 ・・・ 76元(硬臥/片道)


(マウスを乗せると裏も見えます)
両替レート ・・・ 1元≒14円
注意 ・・・ 入場料等は「留学生価格」で購入しており、これは一般の中国人と同じ価格。中国には外国人
価格が多くある。








Homeにもどる